先日男2人で釣りキャンプへ行った時に作ったメシの話。
これが超ズボラ飯だったのだが、
めっちゃウマくて、
キャンプのとてもいい思い出になった。
決してSNS映えはしなさそうだったので写真はほとんど撮ってないが、
確実に僕たちの記憶には映えたんだ。
最近はデジタル化の波でスキルのシェアが進み、
そして何をしてもどうしても
SNSに映えるかが気になってしまうこの世の中で、
キャンプ飯もSNSを覗けば豪華絢爛なもので溢れている。
僕たちの周りにいたキャンパーの皆さまもオシャレな器具使って
すごい豪華なお肉とか焼いてそうだった。
（それはそれで食べてみたいよ、ぶっちゃけ。）
でも、わざわざ休みで来てんだから、労力かけたくないよ。
労力かけるのは平日の仕事だけで十分だ。
ズボラでいい。ズボラでもいい。むしろズボラがいい。
ズボラもいいよ？
って言いたい。
この日は朝から群馬県の渓流にある管理釣り場で
ルアー釣りをしていた。
透き通った水の流れる音に小鳥のさえずり。
そしてキレイな空気。
マイナスイオンを浴びれるだけ浴びて、
日頃溜まっているプラスイオンを一気に中和させた。
GW後半のこの日は暖かく、魚の活性が高かった。
スプーン、ミノー、クランクベイト・・・
何を投げても次々と魚がチェイスしてきてくれる。
こうなると止め時が見つからなくなる。
釣れたのはニジマスとイワナ。
小気味よく泳ぐ姿や、
魚体の模様も含めてとても好きな魚だ。
それらを自分たちが食べる分だけキープした。
「これらを食材に夜はBBQしような」
「日没までにキャンプ場にチェックインするなら、16:00にはここを出よう。」
ここまでは計画的だ。
「キャンプを楽しむためにタイムマネジメントが大事だよ」って
前誰かに教えてもらったこの言葉をここまでは意識できている。
ここからまた釣りに没頭してしまい、
気付くとだいぶ日も落ちてきた。
「そろそろ行かなくちゃだなぁ」
しかし、10分くらい経って。
「じゃ、最後の1投で」
さらに10分経って。
「じゃ、最後の最後の1投で」
なぜ、釣り人は釣りになると諦めが悪くなるのか。
当然この日も“最後の1投”が終盤にしばらく続いた。
「ヤバイ、さすがに行かなくちゃね！」
急いで釣り具を片付けてクルマに飛び乗った。
釣り場からクルマで山道を走って4〜50分。
日没ギリギリにキャンプ場にチェックインできた。
しかし、
「あ、魚以外の食材買えなかったね。道中スーパーマーケットなかったもんね」
キャンプ場に向かっていたら
途中で食材を調達するためのスーパーマーケットが
都合よく見つかるだろうと思っていたが、
見つからないまま、キャンプ場についてしまったのだ。
当たり前だけど、
スーパーマーケットだってそこら中にあるわけではない。
山道を走っていたら尚更だ。
普段東京に住んでいるとこういう感覚がズレてくるものだ。
つまり、BBQをしようにも食材が不足していた。
なんとまぁ、無計画だ。
「（スマホで調べると）コンビニがあるよ」
「お、食材売ってんじゃね！」
とりあえず、テントの設営だけ済ませて、
キャンプ場から5km離れた所にある
コンビニまでクルマを走らせた。
何かしら食材があるだけで有難い。本当に。
なんだろう、
この無計画で行き当たりばったりな旅は。
でもこれはこれで楽しい。
そしてこれを楽しめる相手とは相性が良いのかもしれない。
実は当初ディナーメニューを考えていた。
むしろ釣りに行くまでの車中でのメインテーマであった。
それがコンビニに行くことでこう変わった。
【ディナーメニューの変更につきまして】
●予定
・BBQ（牛肉、ソーセージ、野菜）
・川魚のアヒージョ、withフランスパン
・生麺を使った焼きそば
●実際
・BBQ（ソーセージ）
・川魚のアヒージョ、withバターロール
・カップ麺をアレンジした焼きそば
手持ちの器具と食材は以下で、
コンビニで買いたかったものと買えたものはこちらである。
【手持ち器具】
・まな板
・包丁
・お皿
・使い捨てのBBQコンロ
・セルフクッカー（鍋、フライパン）
・チャッカマン
【食材】
・魚（ニジマス、イワナ）
・塩
・コショー（ブラックペッパー）
【コンビニで調達食材】
●求めていたのは：
・牛肉
・野菜
・ソーセージ
・オリーブオイル
・フランスパン
・アヒージョの素
・ガーリック
・ソース付きの焼きそば用生麺
・豚コマ切れ肉
・ビール
●実際買えたのは：
・ソーセージ
・オリーブオイル
・バターロール
・ペペロンチーノパスタの素
・とけるチーズ
・ご当地のカップ焼きそば（太田焼きそば）
・豚コマ切れ肉（冷凍）
・ビール
前置きが長くなったが、
超ズボラキャンプ飯の紹介である。
わざわざレシピにしなくも良いほど、簡単である。
1.BBQ（ソーセージ）
※写真は別日でBBQした時のソーセージの様子です
[手順]
(1)ソーセージをBBQコンロの上で焼く。
(2)適度に火が通ったのを見極め、食べる。
以上である。これ以上の説明はない。
BBQ感をとにかく味わいたかったのだ。
2.川魚のアヒージョ、withバターロール
[手順]
(1)釣った魚（ニジマス、イワナ）はウロコを取り、お腹を出す
(2)魚は4-5等分にブツ切り
(3)アルミの器にブツ切りした魚をイン
(4)(3)にペペロンチーノパスタの素とオリーブオイルを好きな量だけ注ぐ
(5)(4)をBBQコンロで温める
(6)スライスしたパン（今回はバターロール）をBBQコンロで温める
ロールパンの方がほんのり甘みがあって
アヒージョの塩気&オイルに合うと思ったのは僕らだけでしょうか？
3.カップ麺をアレンジした焼きそば
[手順]
(1)お湯を沸かす。
(2)フライパンにオリーブオイルを注ぎ、BBQコンロの上で温めておく
(3)(2)に豚コマ切れ肉を入れて塩コショウで炒めておく。
(4)かやくを入れたカップ焼きそばにお湯を注いで待つ。
(5)(4)は指定の待ち時間より少し早めに湯切りする。(3分なら2分半程度で湯切り)
(6)(5)の麺とかやくを(3)のフライパンに投入し炒める
(7)(6)にカップ焼きそば付属のソースを注ぎ、麺全体に絡めながら少し炒めて完成
スボラ飯の〆はカップ焼きそばを炒めるだ。
この炒めるという一手間と豚肉を加えるだけで大満足の〆になった。
コショウをたくさん入れてちょっとスパイシーにすると
ビールが更に進んでしまい〆にくくなるので注意・・・
キャンプといえば、
焚き火をしてコーヒーでも飲みながら、
語らうなんてのもイイけど、
この日は急いで用意したズボラ飯の割には、
ついついお酒が進んでしまい。
そのまま気持ちよくなって、
グースカグースカ眠ったとさ・・・
こんなスボラでSNS映えしないキャンプも楽しいですよ？
楽しいのは結果論なのだが、
今回はコンビニに本当に救われた。
マチのホットステーションさん、ありがとう。
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