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娘も2歳になろうかというところ。

誕生日は大好きなミッキーに会いたいというので
休みを取ってはるばる東京へ。

「娘に喜んでもらう」というのが最大の
ミッションなわけだが、自分も楽しみたい。
おっと、忘れていた。
その次に満足してもらわないと
いけないのは妻だった。

そうはいっても自己犠牲の上に求める
幸せは手に入らない(と思う)。

ほんの隙間時間を活用すべく、妻にお願いして
無印良品の小さいキャリーケースにパックロッドを
スタンバイさせてもらう。

もうここまでくれば、しめたもの。
現地についたらあとはアレするだけだ。
ひかりに乗り込み出発である。

心なしか、いつも以上に「SKY」の広告が
目に付くのは私だけだろうか?

通路側から撮った富士山も、あとから見たら
しっかりと映っていた。
いつもは慌ててカメラをセットした瞬間、
あの防音壁が邪魔をするのだが。
良いことありそうだ。

さあ、到着した。
今日はご一緒するはずだった義母の代わりに、
ビデオカメラ係も仰せつかっている。
いくらメインが軽量なミラーレス一眼だからといっても、
さすがにムービー・スチール、そして2歳の娘の世話は
荷が重い。でもやるしかない。

ミッキーも応援してくれている。

さあ、最初の難関が現れた。
バルーンを買うのか問題。
娘が欲しいといったら買うつもりだったが、
意外と妻が乗り気だ。
これは買うしかない。

娘と妻がトイレに行っている間が
貴重な一人の時間。
望遠レンズでスズメに遊んでもらう。
捕食の瞬間を押さえたのだが、
いかん、スズメがシーバスに見えてきた、、。

そんなこんなで当日の任務はほぼ完了。
いや、明日はミッキーと写真を撮りながら
ご飯を食べないといけない。
おちおち朝食もまともに食べられないはずだ。

というわけで、いつもは朝に食べる
ワッフルで、明日への英気を養うのであった。
心に沁み入るメープルに癒される、、。

日の出時刻は6時5分。
1人部屋を抜け出しロビーを歩く。
まだ5時過ぎだというのに、けっこう人がいる。
持ってきたのはパックロッド。
あまり目立たないので旅には便利この上ない。

グーグルマップで調べた場所へ、ひたすら歩く。
釣り関係の情報はほぼ皆無だったので、
はたして釣りがまともにできる場所なのか?
考えても仕方ない。とにかく糸を垂らしたい。
そしてコーヒーもついでに。

その一心で見知らぬ道をひたすら進む。

さあ、到着した。
意外と開けている。
もっと運河の幅は狭いと思ったのだが、、。
1.3gのジグヘッドしか持参していない事に
軽く絶望する。

まあ。いい。

釣果は二の次。
釣り自体が数か月ぶりなのだから、
海に来れただけでも満足なのだ。

リールがルアー用じゃない事は
突っ込まないで欲しい。
今は欲しいリールがないため
クロダイ用を流用しているだけである。
第一、道具に垣根はないと思っている。

使っていて気分が上がるかどうか?
遊びなんだから、そんな判断基準でも良いと思う。
それをいうならコーヒーも一緒だな。

仕掛けは必要最小限。
いつものジップロックスタイル。
これなら旅の邪魔にはならない。
おすすめだ。

※たしかこちらの記事でも登場していた→東京・隅田川へ釣りTRIP/ 憧れの江戸前ハゼを求めて片道360㎞の大移動

足元はビーンブーツ。
基本的に釣りの時はこれ一択だが、
疲れにくいので家族サービスの時も
必ずこれである。

今回の旅が終わったら、思いっきり
手入れをしてあげようと思う。

海で使った後は真水でガシガシ洗うのだが、
頑丈なのでびくともしない。
たっぷりクリームをしみこませれば
またいつもの表情に戻ってくれる。

この後ろ姿から想像するに難くない。
もちろん「ノー・フィッシュ」である。

たまにボラとは違うボイル音が聞こえたが、
1.7mの竿×1.3gのジグヘッドであそこまで
仕掛けを飛ばす技量は持ち合わせていない。

ならばとTVの真似して岸壁ギリギリを
攻めるが、あれはプロがやるから釣れるのだ。

はい、終了。
魚の気配を感じられただけでも大満足。

さ、コーヒータイムにしよう。

最近では火気厳禁の釣り場も多い。
自衛のため、確実に湯沸しOKの場所以外は
水筒に熱湯を入れて持参するようにしている。

しかも今回は極限まで荷物を減らすべく、
インスタントコーヒーを使用する。
しかもホテルにあるであろうと
予測をして、名古屋からは持っていかなかった。

そして、未明に沸かしたお湯300㏄を
水筒に詰めてきたのでそこへ投入する(2袋分)。

あとは時間までのんびりチルアウト。
そして続々と釣り人がやってくる。
どうやら人気のシーバスポイントらしい。

「釣れますか?」と聞かれたが、
「まだ来たばかりです」と答えて
保身に走ったのが旅の良い思い出だ。

よし。
帰ってミッキーと娘の写真を撮ってやろう。
父のライフは満タンだ。